初誕生祝い・初誕生内祝い(お返し)の金額としきたり&マナー
初誕生祝い(一歳の誕生祝い)の金額の相場
現金の場合
祖父母・・・10,000~20,000円
きょうだい・・・3,000~20,000円
親戚・・・3,000~10,000円
友人・知人・・・3,000~10,000円
表書き・・・『初誕生日御祝』 『御祝』 『祝初誕生日』
水引・・・・のし付き紅白蝶結び
時期・・・・満一歳の誕生日
品物の場合
祖父母・・・10,000~20,000円
きょうだい・・・3,000~20,000円
親戚・・・3,000~10,000円
友人・知人・・・3,000~10,000円
表書き・・・『初誕生日御祝』 『御祝』 『祝初誕生日』
水引・・・・のし付き紅白蝶結び
のし紙・・・・紅白蝶結びののし紙(リボンを付けたラッピングをする場合はのしは付けません。)
時期・・・・満一歳の誕生日
初誕生祝い(一歳の誕生祝い)のしきたり&マナー
初誕生祝は、赤ちゃんが誕生してから一年間無事に育った事を祝い、これからいよいよ自分の足で立って歩き始める赤ちゃんを励ますためのお祝いです。日本にはもともと誕生日を祝う風習はありませんでしたが、一歳の誕生日だけは特別に古来から祝う風習があったようです。
地域によっては「歩き祝い」「餅誕生」「むかわり」と言う所もあります。
昔からの習わしとして、健康でたくましく育つようにとの願いをこめて誕生餅をついて祝う風習が残っている所があります。
誕生餅は一升のもち米でつきます。これは一升が一生に通じるためです。一生食べるものに困らぬようにとの願いが込められています。
また、その餅を風呂敷に包んで背負わす風習がある所もあります。これを「力持ち」という言葉にかけ「力餅」といいます。餅を背負わせた赤ちゃんをわざと転ばせたり(ささえてやって転ぶふりをさせる)する事もあります。これは昔の人が、「誕生前に歩き出した子供は将来家から遠く離れて暮らすようになる」という言い伝えを嫌ったための習わしです。
誕生餅をついた後、その上に赤ちゃんを立たせる所もあります。これを「立ち餅」や「立ったり餅」と言います。これもまた、赤ちゃんが将来家から離れて遠くへ行ってしまわないようにとの願いを込めて行われた風習が残っているものです。
誕生餅の他に、ポピュラーな風習として「選び取り」があります。赤ちゃんを座らせて、その前に色々な物を並べてどれか1つ選ばせ、選んだものによって性格や将来の職業を占うというものです。
何を並べるかは地域によって様々で特に決まりごとはありませんが、どの地域でもだいたい共通しているのは「そろばん・筆・お金」のようです。あまり形式にとらわれず家にあるものを並べて、楽しく赤ちゃんの未来を占ってあげましょう。
初誕生のお祝いの席には、両家の祖父母、親戚、仲人、ごく親しい人などを招いて赤飯と尾頭付きの鯛で盛大にお祝いをする所もありますが、両家の祖父母と家族、または家族だけで誕生ケーキを用意して1歳の誕生祝いとして祝う事も多いようです。
お祝いの席に招かれた場合、お祝い金かプレゼントを持って行くのがマナーですが、初誕生日のお祝いには現金を贈るより記念になる品物を贈ることの方が多いようです。
初誕生日内祝い(お返し)の金額の相場
初誕生日のお祝いの席に招待した方からお祝いをいただいた場合、基本的には内祝いは不要とされています。
但し、お祝いの席に招待していない方からお祝いをいただいた場合はいただいた現金や品物の半額程度の内祝の品をお礼状や赤ちゃんの写真を添えて贈ります。
両家の祖父母へは改まった内祝の品を贈るより、赤ちゃんの写真を入れた写真立てやアルバムなど1歳の記念になる品を感謝の印としてプレゼントすると喜ばれるでしょう。
また、地域によっては近所の方や親戚へ誕生餅を切り分けたものや赤飯を配る所もあります。
表書き・・・『内祝』
のし紙・・・紅白蝶結びののし紙をかける
発送する場合、差出人は親の名
のしは赤ちゃんの名前(姓は入れない)
お礼状やカード、赤ちゃんの写真を添えて贈る
時期・・・・お祝いをいただいて10日ほどたってから